環境問題

データが2002年で古いのですが、世界の家畜数
牛は13.6億頭、豚は9.4億頭、羊は10.3億頭、山羊は7.5億頭
これらの家畜を支える餌は膨大なものになります。

現在人口増加から食糧危機が騒がれてますが、
作物を牛が食べる→牛を人間が食べる

というプロセスはエネルギーの効率が非常に悪いです。
人間が全員食肉をやめれば食糧危機はすぐに解決します。

牛は1日に30kgもの餌を食べます。
牛肉1頭のカロリーを得るのに30倍のカロリーの餌を必要とします。

牛は草のほかに肉質を良くするという理由でトウモロコシなども与えています。
(自然界の牛はトウモロコシなど食べません。)
13.6億頭の牛が食べるトウモロコシの量は膨大な量になります。
これが環境に大変な影響を及ぼしています。

トウモロコシは普通の作物より大量の栄養分と水を必要とします。
広大な土地で栽培されるトウモロコシは主に地下水を利用しています。

アメリカにオガララ帯水層という聞きなれない地下水層があるのですが、
日本の国土ほどある巨大な地下水層が、大豆、麦、トウモロコシの生産により
渇水の危機にあります。

この様な地下水の危機は各国で見られます。

国内の餌の自給率は3割ほどで7割を輸入に頼っています。
国産牛といってもこの有様。
見方を変えると、水の豊かな日本がアメリカの地下水を輸入してるという笑えない話です。